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2022年2月13日日曜日

毎日誰かがブログを読んでくれるって何だか嬉しい。

 音楽療法士の西です。

このブログを立ち上げて今日で9か月経ちました。早っ。もうそんなになる?(゜_゜)

ブログ書きたいですと法人に相談し準備を初めて、非公開投稿初回が昨年の5月14日だったんですね。好きなことは以外は三日坊主になりやすい西としてはここまで継続できたので、何だか嬉しい( ̄▽ ̄)
しかも、途中から法人HPの中にリンクで貼らせてもらって、更に素敵なイラストまで入れてもらったんですよ!目に留まりやすいし、文字だけより雰囲気も良くなって嬉しい( ̄▽ ̄)
あ、イラストよく見てみてくださいね。可愛くホッコリするイラストは西の持つ癒しのイメージにピッタリですから!
武士に二言・・・・いや、西に二言は無し(。-∀-)

更新回数は多くはないけれど、緩ーく書き続けているので緩ーくフォロワー数が増えています。今では毎日のようにアクセスがある状況も何だか嬉しい♬
同じフォロワーさんが更新毎に読んでくれているのかもしれないし、アクセスの中には新しく西のブログに出会ってくれている方がいるのかもしれません。

先日、とある音楽療法現場の職員からも「西先生、もしかしてブログ書いてる?シャロームのHP見たら、西って書いてあったから、もしかしてそうかな~って。」と声をかけてくれました。あと、法人の事務所内でもたまに西のブログを宣伝してくれている方もいます。法人内部でも緩ーくブログの存在が認知されてきているようです。
西一人の力では決してなく協力してくれる職員ありきで西は自由に書けています。

これからも緩ーく音楽療法の現場のことや、音楽療法士の実態をブログを通して伝えていきたいなあと思って今日も書いてます。西は人前で喋るのは苦手だけど書くのは結構好きです。まあ、文章力や構成力はイマイチなんだろうけど(笑)

それでもありのままの西で正直に伝えるリアルな現場と個人的に思う本音を書いていきたいと思うのです。高齢者の現場というのは面白いネタも真剣に考えさせられる出来事も多いし、だからこそ伝えたい事も本当に多い。伝えるって難しい。でも、ブログの内容に共感してくれる人が少しでも増えたなら、やっぱり嬉しい。

西のブログに出会って下さった皆さま、引き続きお付き合いください(*^▽^*)

今日はここまで。

2022年2月11日金曜日

今だって必要だと思う音楽療法

 音楽療法士の西です。

前回の続き。

音楽療法は現代に必要なセラピーの一つです。その理由についてお話しましょう。

音楽というのは実に不思議で【孤立させないチカラ】と【そっと一人にしておいてくれるチカラ】の両方を持っています。二つの内容って何だか真逆なようにも思えますが(笑)

【孤立させない力】
ある現場で毎日徘徊されているLさんはそこまで音楽が好きという印象はないのですが音楽療法をしていると、たまにふらーっと近づいてくる一人です。近づいて流れる音楽に鼻歌で合わせてくれます。一曲か二曲ぐらい聴いたら、穏やかな表情でまた歩いていくんです。時に音楽療法士や参加されているご利用者に話しかけてもくれます。
以前の西はフラっと来たら「どうぞ」と近くの椅子に案内して飛び入り参加を促していました。徘徊する理由はご利用者それぞれにあるものですがLさんにはお仕事中で部下の面倒を見る中堅どころの時期を現在と認識して動いている日もあるので、リラックスしてもらう為に参加を促していました。
でも今はLさんに特に声をかけていません。声掛けしなくても音楽療法士やご利用者に笑いかけながら鼻歌を歌っているからです。言葉なくても自然と❝一緒に歌うよ❞そんなリラックスした流れが生まれていることにある時、気付きました。
Lさんは徘徊している時はだいたい一人で独語も多い。誰もいない所で誰かに喋りかけていて一人の世界にいる時間の方が多いけれど、音楽療法の時にはちゃんと目を合わせて現実世界に人がいることを分かっている。日によっては会社の人と思って接しているかもしれませんが音楽療法は自然とLさんの社交性が出しやすく、そのキッカケもまた音楽が流れているから生まれやすい。音楽療法活動がなければ一人素通りしているでしょう。社会性が発揮できる場は孤立させない場になることをLさんのケースから改めて気づかされました。

【そっと一人にしておいてくれるチカラ】
とある現場のNさんはこちらの言っていることに頷いたりするものの、言葉でのコミュニケーションが非常に難しい方の一人です。
それでも個別音楽療法にて音楽療法士で数回声かけして情報を得ようとするのですが、ツーンとソッポを向かれてしまうことが続きました。視線も合わせようとしない為、嫌われているんかな~(-_-)と落ちこんでしまうこともありました。
そこで、ただキーボードを弾くことにしたんですね。そしたらソッポ向いたまま頭を小さく動かし始めたんです。
西:(あれ?音楽には反応してるー(・o・))
そこから、声かけよりテンポ感の良い曲を演奏するようにしました。そしたら拳を動かしたり、足のつま先を動かしてリズム取ってるんですよ。で、時々チラチラっと音楽療法士見る、みたいな(笑)
Sさんはあまり声かけされるのは好きではないのでしょう。Sさんにとっては西の声掛けは正直もうほっといて~な心情かもしれません。それでも本当にずっとほっといたら社会性はどんどん失われていく。少しでも維持するために始めた音楽療法ですが、音楽療法士の演奏に合わせてリズム反応で応えてくれる。あまり言葉では関わらんといてーなタイプの人には、この❝あなたじゃなくて音楽に少し興味あるのよ❞みたいな距離感が良かったりすることが分かってきました。だからSさんには声かは最小限にして演奏メインで関わっています。これも立派な共同時間とみなしているし、絶妙な距離感が創れる音楽ってやっぱり凄いです。

これらケースを経験して思うことがあります。福祉サービスはもともと社会から孤立しないためのサービスではあるのですが、実際に現場にいて思うのはフロアの中の小さい社会の中でも孤立化は生まれやすいのです。それだけ、福祉の現場はマンパワーが足りていない。
ただ、それって介護や医療従事者だけが増えればいいのかというとそれだけでないと思っています。孤立しやすい状況に
焦点に向けて関わる人材も必要なのではと思うです。だから西は音楽療法を続けているのかも。

もっと語りたいのですが・・今日はここまで。










2022年2月8日火曜日

今だからこそ、セルフケアを!

 音楽療法士の西です。

今のコロナ禍第6波真っただ中において、もやもやされている方もいるでしょうか。
今日はセルフケアと音楽についてのお話し。セルフケアされていますか?
西は音楽療法士なのでもちろん音楽です!と言いたいところですが、最近の西は昨年資格を取った【カラーセラピー】でセルフケアをしています。こちらは沢山の色のカードを使用しながら深層心理を探っていくというもの。耳での心地よさを感じる音楽療法に対して、視覚でもってそれぞれの色の持つ心理作用を受けることで癒しが感じられ易いです。

何が癒しになるのかは人それぞれ。世界の中でも多忙な日本人、そしてこのコロナ禍においてはストレスをいかに少なくする術をもち、より豊かなライフスタイルを創っていくうえでセルフケアは重要なテーマだと思います。

今やYouTubeを開けば『ヒーリングミュージック曲集』や『自律神経を穏やかにする音楽』『眠れない時に聴く音楽』など、いくつかのリラクゼーションミュージックがアップされています。フォロワー数がとても多いので、音楽へ癒しを求めている方が本当に多いです。

         では、改めて音楽がストレスに良い理由って何でしょう?

音楽が人の心身にどう影響しやすいのか科学的研究もされているので、ほんの少しご紹介しましょう。

音楽生理学:自分にとって心地よい音楽を聴くと自律神経系に作用し呼吸が楽になる、血圧が安定しやすいという研究結果が出ています。ストレスを感じやすい人は交感神経が優位になりやすく自律神経の変動がより大きいんです。繰り返していると心疾患のリスクが高まるので要注意。あーストレス感じる~(;一_一)と思ったら心地良い音楽を聴いてみたり、ストレスを感じやすい時間帯があれば(朝のバタバタする時など)音楽を聴く習慣をつけると良いですよ。
西は朝の通勤の車の中で音楽聴いてます♬

音楽心理学:心地よいと感じる音楽を聴くことでカタルシス(浄化作用)効果がもたらされるため、カウンセリング時や非薬物療法の治療の一つとして音楽は使用されています。音楽を聴いて涙がでたり、気持ちが高ぶる経験ありませんか?浄化作用が働くと自然と気分が冷静になったり、高揚感が得られます。それまでの抱えていた不安や悲しみが一時的に収まり易くなるんです。
西は時々訪れる眠れない時には久石譲の音楽を聴きます。高揚感に包まれた後、深呼吸も増えて眠りについてます。

他にも脳科学や免疫学など音楽が人へもたらす影響についても研究は今も進んでいますが、このネタはまたいつか。

さて、ここでのポイントは【自分の好きな音楽を聴く】ことです。自分が心地よく感じられれば何でもいいのです。と言ってしまうとテキトーな感じもしてしまいますがテンポは速いのかゆっくりが良いのか、単音なのかオーケストラのようなハーモニーが良いのか、自分にとって何が心地良い音楽と感じるのか、それは本当に一人一人違うのが実際のところです。

本当に心地良い音楽、音楽が作用しているというのは、体が普通とは違う反応を示します。西も経験があるのですが腕全体に鳥肌が立ったり、横隔膜がフ―っと動いて深呼吸したり、口が勝手にゆるんだり拍手していたり(これホント)、と身体反応がまず先に現れます。その後に充実感というか満たされている気持ちが体中に広がっていくんですね。
そんな体験したことないよ、という方は本当の出会いがまだこれから先にあるのかも!本当に自分が心地よいと感じる音楽探しをセルフケアで見つけてみませんか?

ぜひ、セルフケアに音楽を!( ̄▽ ̄)

ぜひコロナ疲れに音楽を!( ̄▽ ̄)

選挙みたい(笑)今日はここまで。


参考文献:バイオミュージックの不思議な力~音楽でストレス解消~ 貫 行子


2022年2月3日木曜日

音楽療法って同じじゃないんだね。

 音楽療法の西です。

とあるグループホームでのお話し。
2フロアそれぞれで音楽療法を実施しています。とある介護職員より声をかけられました。

職員xさん:「一階でやってた音楽療法と二階のはまた違うね。変えてるんだね。」
西:「うん、そうそう。楽器とか使う物も変えてるよ」

そうなんです、フロアごとに音楽療法のプログラムを変えてます。一階で鳴子合奏をしたら二階はベル合奏、一方でボール体操をしたら一方は新聞棒体操や何も使わないスローストレッチなど。といっても歌唱曲は季節ものは同じ曲を使用することは多々あります。

別に全く同じプログラムでもいいっちゃいいんです。演奏レクやコンサートは同プログラムスタイルが多いですし、西が音楽療法士になりたての頃はどの現場でも同じようなプログラムの流れで実施していました。あの頃は一人で集団をまとめていくのに一杯いっぱいでもあったので。それでも、10年以上セッションしていると音楽療法実践の考え方が徐々に変わっていきました。

集団ごとに活動プログラムを変える理由は二つあります。

①感染対策にて接触リスクを減らす為
10年前は楽器の使いまわしは普通にしていました。が、新型インフルエンザが流行るようになり、高齢者重症化のリスクが出てくると流行時期は楽器の共有は極力避けるようにしています。また終了後は必ず楽器の消毒をし2日間は触れないようにしています。現在はコロナ禍なので一人で誘導したり楽器を配る現場では手袋着用で都度交換し、出来る限りの感染症対策をしています。

➁一人一人が目立つよう声掛けすることが結局一番楽しい活動になる
同じ流れのプログラムを続けると、次第にご利用者の集中力の低下や傾眠、自主退室など目立つようになり、どう工夫したら良いのか悩んだ時期がありました。プログラムの順番を変えてみたり、演奏する楽器を増やしてみたりと自助努力もしてきました。でも、音楽療法士ばかりが喋り続けていて、ご利用者がほぼ受け身だけの活動って集中が続かないものなんですね。

そこに気付いてからは、活動中になるべく一人一人に質問したり感想を聞いてみたり、コミュニケーションを取るようにしました。何か言いたそうにしている人や楽器を配って自主的に演奏を始る人など、ちょっとした動きに音楽療法士が察知してやりとりをするよう意識するようになったらどんどん見えてくる、個性が!

あ~この人は歌の時は体も動かすほどノリノリで歌っている
あ~この人は体操が好きだし得意
あ~この人は合奏の時は笑うことが多いな
あ~この人はよく周囲を見て発言してるんだな
あ~この人は楽しいか否の二択の質問にすれば発語が出やすいな

こうやって一人一人の良さ(その反対のマイナーポイントも)が見えてくると、どのタイミングでどのご利用者に声をかけるのかも、少しずつ自然とできるようになりました。
個別理解が進むと集団の特性も見えてくるようになる。この発見は本当に西にとって知的財産です。一人一人の関わるポイントがわかると集団はまとめやすくなり、結果的に集中力が持続しやすい楽しい活動に変わっていきました。

今ではグループホームの音楽療法は毎回、笑いが出る楽しい時間になりました。他の集団音楽療法も同様に傾眠する方や自主退室がだいぶ減りました。
年齢も、体質も、認知症レベルも、入所されるまでの経歴も異なる人が集まっているのだから、必然と雰囲気や空気がフロアによって、時期によって、それこそ週によって違います。その違いに合わせて瞬時にプログラムを構成できれば、飽きのこない活動の提供が可能です。

だから、音楽療法はどの現場も同じじゃないんです。音楽療法は一期一会。そこが良い。

熱く語ったらイチゴ食べたくなってきました・・(笑)
今日はここまで(。-∀-)




2021年12月7日火曜日

年内最後の音楽療法の現場で。

 音楽療法士の西です。

グループホームの一カ所が本日、年内最後の音楽療法の回でした。だからといって何か特別の事をするのではなく、いつも通り楽しく音楽活動をしました。

一階に入居者グループと二階に入居者グループに分けて実施しているのですが、どちらも、とても反応が良かったんですね。西で無意識に年内ラストの気合いでも入っていたのでしょうか?(笑)

一階では音楽に合わせてボール体操をしました。音楽療法士の投げるボールをキャッチできると周囲から拍手や笑いが起こる和やかな雰囲気だったり、ゆっくりしたストレッチから少しづつテンポアップして速く足踏みすると膝を挙げて取り組む一生懸命さだったり、とても良い雰囲気の中プログラムは進みました。

西:今日はこれで音楽療法終わりですが実は年内最後の音楽療法でもあったんですね。
Aさん:えーそうだったの!?
西:一年間ありがとうございました。(拍手)私も毎回楽しかったです。
Tさん:先生、来年また来てねー。
西:はい、また1月お正月明けにお会いしましょう(*^-^*)


二階では大太鼓を使って一人ずつ叩いたり、ペアを組んで叩いてもらったり合奏をしました。力強い太鼓の音が出ると「わー!すごい!」と拍手が出たり、合奏のタイミングを合わせてピッタリ揃うと「揃ったね」「楽しかった!」「私、嬉しいの」など感想も聞かれました。全体の気分発散もうまくできて高揚感と満足感が感じられました。

西:今日はこれで音楽療法終わりです。と同時に今年最後の音楽療法でした。みなさん今年一年もありがとうございました。(拍手)
Eさん:寂しいねー。
Dさん:あ、終わりなのー。
Yさん:どうしよう、涙が出ちゃう・・・( ;∀;)
西:いやいや、泣いてるし・・最後のお別れじゃないので(笑)また年明けたら来ますよ。1月に元気に会いましょう。では、さよーならー!
全員:手を振ってくれる(^^)/


毎回楽しさの中にも西には失敗もいくつかありましたが、それでもこうやって気持ちよくご挨拶ができて一年を締めくくれたのは良かったと思います。まだ他の現場は活動が残っているので気を緩めずに同じように締めくくりができるよう頑張っていきます。

今日はここまで。

・・・雨が冷たい(;一_一)







2021年10月27日水曜日

音楽療法は集いの場になりやすい。

 音楽療法士の西です。

コロナウイルスが発生してから、それまで集団での活動がメインだった音楽療法は感染対策の為、個別音楽療法に切り替えて現在も続けています。

ただ、どうしても良い音楽は(?)人を惹きつけてしまうようです。今日はそんなお話。
特養で個別音楽療法の最中、とある車椅子のご利用者が近づいてきました。「音楽が聞えてきたから私も一緒に参加したくて・・・」とどうやら居室から音楽を聞きつけて自操で来てくれたようです。

このコロナ禍で認知症が進行して自発性の低下が顕著に見られるご利用者も多い中で、自発的に行動を起こして音楽療法へ来てくれるのは非常に嬉しいことです。

ただ、まだコロナの収束が見えず第6波の懸念もある中で、現在も個別対応での実施を基本としているので、まずは事情を説明します。

西:「〇〇さん、来てくれたんですね。嬉しいです。ただ、今もコロナがまだ終わっていないので、一人づつの音楽活動になるんですね。次に必ずお呼びしますので、お部屋で待って頂けますか?次に呼びますので音楽やりましょう」

と言うと、すぐに状況を理解して「分かりました」と答えて戻って待っていてくれる方もいます。自分から来てくれた方には、必ずその次の順番で音楽療法をやるようにしています。せっかくの意欲を無下にはできませんから。

そうやって説明すると次の順番で来てくれる方もいればこんなこともありました。


個別音楽療法開始してすぐに、とあるご利用者が一人でフロアから歩いて来ました。

Uさん:「ねえ、私も参加していい?楽しい音楽が聞えてきたから」

西:「次の順番で呼びますので、一度席に戻ってもらっていいですか?一人ずつの参加なのですいません。次に呼びますね( ̄▽ ̄)」

個別音楽療法は15分以内です。始まったばかりなのでUさんには一度戻ってもらいましたが、10分後・・

Uさん:「ねえ、私も参加したいんだけどいい?楽しそうだから来ちゃった」

西:(さっき説明したけど、来ましたか 笑)
「えーと、もう少しで終わるので・・一度戻って・・もらわなくていいか。じゃあ、この椅子に座って待っててくださいね、次すぐやりましょう」

と距離をとって設置して座って待って頂くこともたまにあります。認知症フロアでは一度説明するも忘れて再度来られる事も少なくありません。西にとって15分はあっと言う間に思えてもご利用者の中にはその15分は長いのかもしれません。


またこんな事も。

Tさん:「ねえ、お姉さん。トイレこっち?」

西:「トイレはこっちじゃなくて反対で向こうですよ」

Tさん:「そうなの?音楽聞えてきたからこっちなのかなと思って」

西:(どんな解釈やねん・・笑)

と、音楽が聞える方向へ、音楽に参加意志なくても引き寄せられることもあるんですね。

環境によって完全に音楽が閉鎖されていない場所での音楽療法の実施では、時に個人の意欲が見られたり、興味を引き寄せる集いの場にもなる為、ご利用者と面白いやりとりもあります。

そんな面白さも味わいつつ、音楽療法を続けていきます。

今日はここまで。









2021年10月1日金曜日

生演奏っていいね。

 音楽療法士の西です。

とあるデイサービスでの音楽療法でのお話。最近ご利用を始めたJさんは以前、歌の講師をされていました。フロアで流れているCDの曲はおおよそ知っていて、いつも「ふんふーん♬」と小さくハミングしています。音楽が好きなんだなーと西もいつも感じています。

そんなJさんとの個別音楽療法は、白い電子ピアノを使用して行います。

西:「今日もピアノ使いましょう!ヽ(^o^)丿」
Jさん:「わー良いねえ(*‘∀‘)」

と電子ピアノを見るとパッと明るい表情を見せてくれました。

この日は雨が降っていたので雨にまつわる選曲にしようと相談し、『有楽町で逢いましょう』『せんせい』など音楽療法士のピアノ演奏に合わせてJさんに歌ってもらいました。楽譜を見ながら集中してハミングをしてくれます。音程バッチリ、のびやかで優しい声です。さすが歌の先生。演奏ごとに「わー出来たね」とマスク越しで微笑んで拍手をしてくれます。

4曲ほど歌ってくれた後、Jさんが言いました。

    「生演奏っていいね」


・・いや、ほんとにもう西も同感です。CDは使わず、生演奏にこだわっている理由は音楽療法士とJさんとの呼吸の一体感を感じられ、その日その時にしか作れない音楽の楽しさがあるからだと思います。

フロアで流れているCDに合わせて座って静かにハミングしているJさんも、もちろん素敵ですが、音楽療法ではピアノの隣に来ると毎回座ろうとせず、立ったままで体を僅かに左右に揺らしながらビートを感じて主体的に歌います。ちょっとテンポがズレそうになっても音楽療法士で合わせたりJさんでも合わせてくれたりで結果的に「出来た」と思える一曲になるんです。これが生演奏の良さであり、音楽療法の良さです。

Jさんはデイサービスを利用されたと同時に精神薬を飲み始めたり、認知症状も強く見られる日もあったりで、日常生活の中では音楽療法の時のように穏やかな面だけではありません。それでも、週に一回、ピアノの前に来られると「あー懐かしいねえ」と純粋に音楽に楽しむ姿が毎回見られると、改めて音楽の力はすごいと思います。白い電子ピアノの存在もまたJさんにとっては大きいと思います。時に「これね、ピアノの音より少し高めで歌うんだよね」と、鍵盤を指して講師の顔ものぞかせます。西も歌のプロに刺激を受けながらセッションをさせてもらっています。

これからも生演奏の良さを感じつつ、音楽療法を続けていきます。

今日はここまで。


台風シーズン到来!(; ・`д・´)


2021年8月27日金曜日

一人一人違う音楽体験

音楽療法士の西です。

ある特養での音楽療法のお話し。
入居されているFさんはクリスチャンです。
讃美歌を歌うことが大好きです。
法人にはチャプレンが在籍しており、コロナ前はフロアで集団の礼拝をして頂いたり、個別に聖書を読んだりというスピリチュアルケアを実施していました。
Fさんも礼拝に毎週参加し讃美歌を歌っていたのですが内心はもっとたくさんの讃美歌を歌いたい、という気持ちがあったそうです。

そこで個別の音楽療法にて讃美歌集から好きな曲を選び歌って頂く、という音楽療法を始めました。こちらはスピリチュアルケア、というよりは自分で選曲し、自由に歌う事でFさんの意欲や音楽性を引き出し、維持していくという目的で進めていきました。

Fさん:「讃美歌歌えるの嬉しいわ。
    ・・ああ、これなんか良いわね」
西: 「ああ、〇〇番ですね。 
    前奏から弾いてみます」

Fさんは自分の好きなテンポと息継ぎで歌います。歌詞を見なくても、ソラで歌える曲もありました。最後の「アーメン」まで歌い終わると

Fさん:「・・いい曲ね。メロディーが素晴らしいわ。これね前に教会でよく歌ったのよ」
    「これも好きだわ、〇〇番。聴くと 
     壮大でね。」

西: 「じゃあ、オルガンの音で弾いて
    みましょうか」

Fさん:「厳かな感じになるわね」

西: 「そうですね」

と、選曲した讃美歌から感じるものや教会に通っていた頃の話、よく讃美歌を皆の前で歌ったことなどを話してくれました。Fさんは讃美歌曲に癒され、当時を思い出し懐かしさを感じていることが見ていて、直に伝わってきました。

「今日、歌えて良かった。またお願いします」とFさんは感想を言ってくれました。

音楽療法を実施して思うのはFさんにとって讃美歌であるように一人一人の心に響く音や歌、楽器の音、声が必ず何かしらあります。音楽療法とは、一人一人が惹きつけられる音楽体験を提供し、その音楽体験に一緒に寄添っていくことです。そのためにも音楽療法士は演奏技術であったり、幅広い音楽のジャンルの知識が必要になります。
60代~100歳代までの、どのご利用者にも充実した音楽体験を提供していけるよう、音楽の学びも頑張ろうと思ったのでした。


8月末でも熱中症になりそうなほど暑いって・・・気が抜けないっ(; ・`д・´)






2021年7月21日水曜日

ブログ公開

 音楽療法士の西です。


皆様、本日より音楽療法士によるブログが
一般公開されました。




・・いや、真面目に書くのやめよう。


ヽ(^o^)丿イエーイ❗やったー❗ヽ(^o^)丿


法人内での取り組みの為、上司に提案⇒ブログの非公開からの練習⇒稟議書⇒許可の流れに来るまで数か月を経てついに公開でーす❗


また改めて、公開祝しての回を設けます。
とりあず、今日はお知らせまでに。


2021年6月23日水曜日

やっぱり、影響を与えている音楽。

 こんにちは、音楽療法士の西です。

どんより曇り空☁な一日です。しばらく梅雨空が続くという天気予報を聞くと、感性豊かな西は(?)初めは少しだけ憂鬱な気分にもなるのですが今日も午前中、元気に音楽療法をしてきました(^^♪

今日は音楽療法だからこそ実感できる、
[音楽の作用]についてです。

とある現場で個別音楽療法をしていると、
男性Bさんが近づいてきました。最近、音楽療法中に自操で見に(聴きに)来ることが増えている方なんですね。しばらくするとBさんも一緒に歌い始めました。安定した良いお声の持ち主です。「ペギー葉山ね」と自然と会話にも入ってきました。

実はBさんは数年前までは音楽療法について「雑音だよ」と言っていました。西がフロアで音楽療法の準備をすると自操で居室へ戻ってしまうんですね。集団で盛り上がったりすることを嫌っていたのかもしれませんし、幼稚な印象も持っていたようです。Bさんにとっては当時の音楽療法は[不快な印象にさせてしまう作用]が働いていました。なので西もちょっと苦手意識があり、介護業務以外で自分から関わることはありませんでした。


それが今では真逆で、呼ばなくても自分から聴きにくるようになりました。この変化に西も最初は少し驚きました。数年前に比べて角が取れてきたというのもあるのでしょうが、やっぱりそこは現在のBさんにとって音楽が聞こえるともっと近くで聴きたいという、[自発性を生む作用]が働いているんですね。
コミュニケーションをしたいという作用かもしれません。どちらにせよ、Bさんからは「この人は音楽の先生だから」と言って頂き、良い関係性が始まっています。

集団生活の場において、音楽は時に
[人によって快にも不快にもどちらの作用]も働きます。音楽療法士は一人一人をよく観察して、表情や言動から音楽刺激が快か不快かを見極めながら関わっていくことがとても重要です。また、不快にならない為の選曲や音楽療法実施の時間帯の考慮も時には必要です。


現在、フロアから少し離れた場所で音楽療法をしているのですが、時々フロアから一緒に歌っている声が聞えてくることがあります。介護・看護職員からも「さっき、フロアでね、〇〇さんが音楽療法の歌に合わせて歌ってたよ」との報告が度々あります。これも[音楽の作用]ですね。音楽療法とは音楽が人にどのように身体的・心理的作用をもたらすのかを研究的な視点で実践します。それは目の前にいるクライアントだけではありません。現場では知らない間に周囲にも作用が見られる事に嬉しさや戸惑いを感じつつ、これからも続けていきたいと思います。



そうそう、今日の午前中の音楽療法時、エアコン業者が外で作業していたんですね。取り外したり取り付けする時の機械のううぃーーーーん!という大きな音に集中を乱されました(-_-;)自身の集中力の乏しさに反省しながら楽器の片付けをしていると、終わりの曲で歌った「上を向いて歩こう」を一人の業者さんが口笛しているのを見ました。

・・・・ここでも音楽の作用が働いていたか!!(; ・`д・´) 

今日はここまで。








2021年5月21日金曜日

タイトル理由はですね・・

 音楽療法士の西です。

今回はブログタイトルについてのお話です。「西しか知らない音楽療法とシャローム横浜と」というタイトル。


案外すっと決められました。このブログ立ち上げの経緯は音楽療法と法人内の出来事や活動、施設の紹介を音楽療法士の独断と偏見でなるべくリアルタイムでお伝えしていくために作りたい、ということで始まりました。


西は現在、法人内で運営している5つの部門で音楽療法を実施しています。法人の職員の中でも複数の現場と関わっている立場にいます。それぞれの現場ごとにご利用者や在籍している職員らによって雰囲気が、それはもう全く違うんです!(*^▽^*)


始めは現場ごとに音楽療法を形作るのは大変でしたが、もうかれこれ4年弱続けていると現場ごとの良さや面白さが見えてきたり、大変なことや課題等も直に感じられます。


部門ごとの交流もコロナ渦でますます希薄になりやすい中、西の特殊な立場だからこそ互いの部門が知らない事を見ていたりするのかもしれません。


西の素直な感性で見ている現場の実態をブログを通してお伝えしていきたいなと。もちろん音楽療法についてもたくさん紹介してきます♬


雨が連日続いています。例年より早く梅雨入りするのでしょうか・・


今日もデイサービスの音楽療法で「雨ふり」を演奏しました。しばらく重宝する一曲になりそうです☔


読んで頂きありがとうございました。

  音楽療法士の西です。 シャロームの外では梅の花が満開に咲いています。 春の訪れに少しワクワクしてくるのは私だけでしょうか(´▽`*) さて、これまで50回のブログを投稿してきましたが、このブログは閉鎖することになりました。読み続けてくださった方がいましたら、本当にうれしい限り...