音楽療法士の西です。
私が携わっている現場では100歳を超えて寝たきりではなく今も元気に過ごされている超人の方々がいらっしゃいます。
西が10年程前の介護職員時代の頃は100歳を超えている方は施設に二人いるかいないかぐらいで貴重な存在だったと思います。静かに穏やかに過ごして頂く為に慎重に慎重に介護業務に携わっていたのを思い出します。
10年以上経ち介護・医療サービスの質や福祉の有り方がより進み、100歳以上が同じ施設に数名いても大きく驚くことはなくなりました。
とある調査では2020年9月の敬老の日時点で100歳を超える高齢者は日本全国で約8万人いるとの事。調査を開始して50年連続で増加しているんです❗(・o・)
そして、ここアドベンチスト福祉法人内にも数名、100歳過ぎても食事も自分でゆーっくり食べたり、自分で車椅子を操作してフロア内を移動していたり、トイレ介助で立ち上がったりと一部、自分で自分の事が出来ていたりするのです。
複数の現場でそういう実態を目の当たりにすると【人生100年時代は既に到来している】と感じます。西はその最先端の一部を見ているのかもしれませんね。
10年前と今で音楽療法も変わってきています。10年前は100歳の方にはどちらかというと居室で音楽療法士が歌ったり楽器の演奏をしたりとリラクゼーションの要素が高い、受動的な活動が中心でした。派手にやってしまうと「無理させないようにね」と看護師より注意を受けてしまったことも(-_-;)
現在はというと歌集を声に出して読む102歳のGさん、太鼓をトントン叩く107歳のUさん。耳は遠くても見マネで体操に取り組まれたりと何ともパワフル❗その日の体調を見て無理はさせないように配慮しながらも、能動的な活動を続けています。95歳以上の方々も男女ともに、毎週元気に音楽療法に参加されているので、今後100歳超えてもアグレッシブな音楽活動が続くのかもしれません。
【人生100年時代における音楽療法】についても現場で実践しながら考えていきたいと思います。
今日はここまで。
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