2021年7月7日水曜日

七夕ですね。

 音楽療法士の西です。

今日は7月7日七夕ですね。福祉施設等この時期は笹の葉と短冊を飾る現場が多いです✨

西が関わっている特養やグループホーム等でも折り紙で作った七夕飾りもつけて、とても綺麗です(*^。^*)


西は毎年ご利用者や職員が書いた短冊をさりげなーく、チラチラっと読むのを密な楽しみにしています。え、悪趣味だって?(゜_゜)
確かにお願いごとを他人にジロジロ見られて良い気はしないかもしれませんね。ただ願い事というのは人柄も表れるといいますか・・普段会話では出てこないご利用者の要望や希望を短冊を通して知るきっかけにもなります。

「健康でいたい」「美味しいものをたくさん食べたい」といったポジティブ要素のお願いもあれば「お家に帰りたい」「お母ちゃんに会いたい」といった施設生活だからこその切実なお願いもあります。七夕は季節イベントの一つに過ぎないのかもしれませんが、一人一人のケアについてじっくり考える機会にもなると思うんです。

なので西の音楽療法でもこの時期になると必ず、どの現場でも音楽療法中に[七夕]を演奏してお願い事を数人に発表してもらっています。今日までに挙がったお願いごとのいくつかを紹介しましょう。

西:「七夕にちなんでどんなお願いごとをしますか?」

Kさん「私はねー早くコロナが無くなって、またみんなで歌いたい」   …西も同じく。
Iさん「若返りたいわねー」 …西も同じく。  Ⅾさん「彼氏欲しいわ」   …西も同じく。

いくつになっても自分らしくいる為のお願いごとが80~100歳の先輩方から聞かれます。まだまだ現役ですという印象が受けられて西も見習いたいところですね。他にも・・

Tさん「ここ(特養)にいる皆が元気でいられますように」…素敵です。

Gさん「会えないけど家族が幸せでいてくれますように」 …素敵です。

Mさん「・・・世界平和」
      …いやもう、素晴らしいです。

自分以外の人へ目を向けて幸せを願う謙虚な姿勢に、自分の事でいっぱいいっぱいな西はいつもハッとさせられます。もっと身近に人へ目を向けよう、という気づきが得られます。

ただ、認知症の方とのやりとりは質問して半分以上の回答が「分からない」「思いつかない」「お願いごとがない」といった内容です。気力や意欲が低下していく認知症だからこその返答です。

でもいいんです、最終的にお願いが無くても、答えてくれるだけでも十分嬉しいものです。音楽療法は、そう答えて下さった一人一人も含めて、音楽療法の中で意欲が高まるよう関わっていきます。そして、西の願いは毎年一律して「音楽療法で一人でも多くのご利用者に笑顔になってほしい」と唱えます。
意欲の高まりが笑顔に必ず繋がるからです。

願いというより目標でもあるんですけど。
そんな願いを込めて明日からの音楽療法も頑張ります(*^。^*)


それから恒例といってもいいほど必ず職員のお願いの中の一枚には宝くじ関係ありますね。

今年もあったな、「一億円あたりますように」って。…(笑)        


特養の七夕の写真です。


0 件のコメント:

コメントを投稿

読んで頂きありがとうございました。

  音楽療法士の西です。 シャロームの外では梅の花が満開に咲いています。 春の訪れに少しワクワクしてくるのは私だけでしょうか(´▽`*) さて、これまで50回のブログを投稿してきましたが、このブログは閉鎖することになりました。読み続けてくださった方がいましたら、本当にうれしい限り...