2021年9月23日木曜日

久々に訪問音楽療法へ行ってきました。

 音楽療法士の西です。

先日、敬老の日週間という事でひかりが丘地域ケアプラザ内でデイサービスに訪問へ行きました。しばらくオンライン音楽療法が続いていたので対面の音楽療法活動に少し緊張と楽しみの両方の気持ちを持って行きました。


西:「こんにちはー(*^_^*)」

職員:「あー西さん久しぶりー!元気?今日は宜しくね!ヽ(^o^)丿」と久しぶりの介護職員と笑顔で挨拶を交わしました。また、ご利用者のテーブル卓前を通ると

「あ、ほら噂をすれば、、先生来たわよ」 

 (多分悪い噂ではないと思うが・・)

「先生、俺のこと覚えてる?」と笑顔で手を振ってくれたり声をかけてくれて、温かく歓迎して頂きました。


距離をしっかり取り、アクリル板設置と換気をしながら約4か月ぶりの対面音楽療法スタートです。
ここではまず、挨拶の歌のCDに合わせて手拍子活動から始まります。オンラインの画面越しだと1~2秒のタイムラグがあるのですが、今日は音楽療法士とご利用者の手拍子はバッチリ合っています♬やはり、対面ならではの一体感です(*‘∀‘)

今日の音楽療法は敬老週間なのでミニテーマとして【若々しい気持ちを大切に】と掲げてピアノ演奏では『青い山脈』を軽快に演奏しました。体を左右に動かして音楽にノッていたり、手拍子したりとそれぞれが青春歌に耳を傾け反応を見せてくれました。

次に鳴子を配り、両手に持って交互に打ったり同時に打ったりと、音楽療法士でいくつかパターンを提示しながら『富士山』の曲に合わせて合奏しました。右・左・右、左・右・左と手を動かしていくこの活動はじつは頭の体操も兼ねています。余裕の顔で順番通りにこなす方もいれば苦戦される方もいます。


西:「いかがでしたか?出来ましたか?」と聞くと「はーい!ヽ(^o^)丿」と元気よく手を挙げる方が数名いました。

西:(ん・・?Iさん、手挙げてるけどずっと両手で打ってたやん・・(笑)でも返事元気良いな。)


そう、それでいいんです。しっかり鳴子を振って音を出していた、または自分で【出来た】と思えればそれでOKな活動ですから。鳴子合奏は頭の体操でもあり、全体で音を合わせるという協調性、参加して自分は出来た、と意思表示する自発性、いくつかの要素が盛り込まれている認知症予防活動なんです。


ただ、ルールに合わせるだけが音楽療法ではありません。合奏の醍醐味は自由に心の開放のままに演奏する。これも心の若さを保つ秘訣だと長年現場で感じています。和太鼓を使い、音頭調のリズムを刻めば自然と皆さんが自分のタイミングで入ってきてくれます。『東京音頭』に合わせて職員も踊りながら一緒に演奏しました。全体が高揚感に包まれて、それは楽しい楽しい時間となりました♬(≧▽≦)


また、以前のように毎週対面でも安全という日は来るのかは分かりませんが、対面音楽療法の良さと、ご利用者の皆さんの現役感を再認識できた回でした。


秋なのに最高気温30°の真夏日って(; ・`д・´)







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