音楽療法士の西です。
先日9月21日は中秋の名月でしたね。西も自宅の窓から光り輝く満月🌕を見ることができました。秋をより一層感じられた時間でした(*‘∀‘)
さて、西は毎年この中秋の名月の時期が近くなると、どの現場でも『月』をテーマにした音楽療法を実施しています。今回はその実践例を紹介しましょう。
日本は昔から月を眺めては、そこからインスピレーションを受けて詩や歌、絵など創作につなげてきました。だからこそ、『月』のつく曲も多いのですね。
実際のプログラム
①イントロクイズで脳トレと歌唱。
西:「今から弾く曲は曲名に必ず『月』が入ります。何の曲か分かったら手を挙げて教えてくださいね」
♬♬♬~演奏中~♬♬♬
西:「はい、わかった人?」
Eさん:「はい、雨降りお月だ(^^)/」
西:「正解です」
西:「次はこれです」
♬♬♬~演奏中~♬♬♬
Uさん:「・・まーるいまーるい(中略)月だ」
西:「これはそのままですね」
Uさん:「月」
西:「正解です」
というように曲名を答えてくれる方もいれば、曲名はすぐ分からないけれど歌って答えようとしてくれる方もいます。
他にもイントロクイズで使用した『月』のつく曲名を以下に挙げます。
・月の砂漠
・十五夜お月さん
・朧月夜
など、童謡や唱歌から選曲すると多くの世代で聞き馴染みがあり、答えが出やすいですし、自発的に歌ってくれる方も多いです。
➁鳴子合奏には炭坑節で盛り上がること間違いなし。
炭坑節は年中使っている曲の一つですが、月がテーマの時にはほぼ毎日演奏しています。
西:「さあー次は合奏ですよ。月が出てくる音頭はこれでしょう!」と和太鼓でリズムを刻めば、大抵の方は鳴子を打ち始めてくれます。「つきがー」と歌いながら演奏してくれる方も多いです。
③鑑賞には『月』が出てくるあの名曲で。
フルートか大正琴で鑑賞をするときに、よく演奏する一曲があります。
「荒城の・・」とまでいえばお分かりでしょう。音楽療法に参加される方も「月!」と答えてくれます。一番歌詞の「春高楼の・・」が歌い出しだとすぐにピンとくるのですが、中秋の名月がテーマの時はあえて一番ではなく二番の「秋陣営の・・」の歌詞を提示しています。 しっとりとクールダウンにもなるので終盤に使用することが多いです。
いかがでしたか?
時に何か一つテーマや縛りを決めて選曲したりプログラムを構成する回があると、音楽療法がマンネリ化にならずに楽しい活動になります。
今日はここまで。