音楽療法士の西です。
今日は法人の音楽療法士で働いてる中で得しているなあ、と思う所をご紹介しましょう😀
①介護サービス利用の経過や過程を間近で見られる
西は法人内のデイサービス、グループホーム、特別養護老人ホームに関わっている職員の一人です。約130名ほどのご利用者と音楽療法や介護業務で関わっています。
その中で
「あ、グループホームのJさん特養に入所するんだ」
「Tさん一昨日はデイにいたけど、今日はショートステイなんだー」
というように法人内の施設間を出入りしていると、入所が変わったり複数の現場をどう利用しているのかを知れるようになります。デイサービスを利用しながらショートステイを経て特養に入所された方だったり、グループホームから特養入所、デイサービス利用からグループホームなど一人一人の認知症状やADLに合わせて、またご家族のニーズに添ってどのようにサービスを使っていくのか、利用施設が変わっていくのか、など介護サービス利用の経過や過程を法人内で学ぶことができます。
言い換えれば、介護事業がどのように地域社会に役立つのか間近で見られる、ということです。アドベンチスト福祉法人の各施設間はおおよそ車で20分圏内で移動ができる場所にあります。時には緊急の対応で施設間を利用するケースもあります。命を守る為に、施設間で連携しているんですね。そのことを間近で学べる法人音楽療法士って得しているなと思います。
➁ご利用者と長期的に関われる。
西は若い頃(今もそこそこ若いと思ってるけど)、法人とは別のデイサービスで働いていた時期があります。そこでは、和気あいあいとした雰囲気で集団音楽療法をしていましたが、ご利用されていた方が急に特養やグループホーム等に入所が決まって、何も挨拶出来ずにお別れすることが多かったのです。「え、〇〇さん先週までいたのに、来ないんですか?」なんて会話もよくしていました。そのたびに「しょうがないよ、ここはそういうとこだし」「あまり情持ちすぎても辛くなるだけよ」と先輩職員に言われたこともありました。
通所施設というのはご利用者の入退も激しいので、せっかく音楽療法で良い関係を作れたと思ったら利用終了、というこがよくありました。それがデイサービスの特質といっても、やはり毎回寂しかったです。
そして現在、法人音楽療法士になってから、特養に入所されて10年以上関わっている方もいますし、デイサービスで歩いていた頃から音楽療法で関わり、特養入所後に数年経て車椅子、そして終末期を迎えた方もいます。介護の現場で働いている職員同様に、音楽療法士も一人一人のご利用者の生活の一面に数年かけて関わっています。
長期的に関わることで認知症の方がどう変わっていくのかを学びながら、音楽の趣向や関り方のコツを把握できたり、心身の変化に合わせて音楽を活用していったりと、学びも本当に多いのです。音楽療法士としての成長だけではなく、一人の大先輩から受ける生き様に影響を受けて学ぶこと、感じることもたくさんあって得しているなあ(*^_^*)と思う日々です。
今日はここまで。外でヒグラシが鳴いてる・・( ̄ー ̄)
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