2021年6月25日金曜日

コロナ過の「カラオケ」って。

こんにちは、音楽療法士の西です。

西はコロナ関連のニュースを毎日TVで観ています。昨日、こんなニュースを目にしました。

《某病院でクラスターが発生。そこでは作業療法の一環で「カラオケ」をしていたのこと。ただ「カラオケ」とクラスター発生の因果関係は調査中》


なぬ!?因果関係が「カラオケ」とはっきり分かってから報道すればいいのでは?目星つけるのも分かるけど・・・。これだと、あたかも「カラオケ」していたからクラスター起きたのではないですか?なぜこの時期にまだ「カラオケ」しているのですか?と言いたいような印象を受けるので、西は少し疑問を抱きました(@_@)

確かに事実、歌うことは飛沫感染のリスクを高めます。今は自粛が望ましいのだと思いますが、いかにも「カラオケ」=「悪」のような認識に繋がってしまうニュアンスの情報がニュースも含め多いように感じます。今回のニュースにしても「カラオケ」そのものが今はタブーですよ、みんな我慢しているのに。と言いたいのかもしれませんし、「カラオケ」が感染源ではなかったとしても「カラオケ」をした事実は病院そのものに悪いイメージを与えるんですよ、という印象を含む情報発信は正しいのでしょうか。

歌を扱う音楽療法士として求めたいのは「調査の結果、カラオケ活動がクラスター発生との因果関係が認められる。それは換気or密or時間がこうだったからです」という細かい精査の中で見いだされた見解と事実がしっかりあるならば、世の中に報道をして注意喚起をしていくべきだと思います。

今回の音楽に関連するニュースは全国の音楽療法士含め音楽業界関連者に影響を与えています。仕事として継続することを難しくしていくケースにもつながっています。


シャローム横浜含め法人内での音楽療法は、なるべく歌うことは促しませんが、音楽を聴いて歌いたいというご利用者の自主性を全て遮ったり否定はしたくはありません。

飛沫・エアロゾル感染の可能性を正しい情報をアップデートしながら環境設定(換気、人数、マスク、フェイスシールド、アクリル板、時間等)を十分に考慮しています。歌以外のプログラムを充実させながら懐かしい曲を聴く時間を大切に、一人一人の曲への思い入れを大事にしながら音楽療法を進めていきます。


ただでさえ梅雨の湿気で体が汗ばんでいるのに、ブログでの熱い想いでより体が暑ーーい!(;´Д`)

今日はここまで。




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